白い翼と…甘い香り

「リカ…、どうしたい?」

「イカせて…、じゃないの」

「何?」


「和也と一緒に、イキたい…」


耳許で
抱き締めた手を緩めながら

フッと笑って
小さな囁くような声で和也は

「合格…」

と、つぶやいた。










和也の身体が
リズムを刻むように、動く。


それは、そのまま
私の身体にも
同じリズムを伝えて


まるで、2人で

1つの動きを
共有してるみたいに

重なり合って
絡まっていく。




触れ合うたびに
アナタを

もっともっと
知りたい。



ずっと身体に伝わる
アナタに貰うリズムが

幸せな音色なら
いいのにと…



ずっとずっと
永遠に

幸せな音色なら
いいのにと…




そんな
小さな事を願った…


何度でも、願った…




小さな、幸せ

もっと


欲しい。。。


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