片思い

スキ・・・？？

彼氏と別れて3カ月…。
最近かっこいいと思う人も特におらずフツー通り過ごしてきたアタシ。
「琉唯（るい）どうしたの？？ぼぉーっと外眺めたりして…。」
「もしかして、かっこいい人でもいた??」
「えっ…。いや、そういうわけじゃないけど…。」
「だよねｗｗ。ウチの学校そんなにかっこいい人おらんもんね。」
「えっ？おるよぉーー。」
「たとえば？？」
「1組の翔くんでしょ？それから2組の拓海くん。それから…」
はぁ・・・。
ホントいないよねー。かっこいい人…。
アタシの行ってる塾には2，3人カッコイイ人いるけどアタシの好みじゃないし…。
どっかにいないかなぁ・・・。
「ねぇねぇ、琉唯。輝くんと話した？？」
「話すわけないじゃん。第一顔も合わせないようにしてるんだし…。」
「だよね。あんなひどいやつ忘れな。」
「そうそう。琉唯はウチらよりもてるんだから…。」
「そんなことないよ。だって和音彼氏いんじゃん。」
「まぁね♪」
輝はウチの元カレ…。
塾が一緒なんだけど付き合ってちょうど1週間たった時に別れよって言われた。
まぁ、アタシもそんなに好きじゃなかったし良かったんだけどね。
でも、ちょうどバレンタイン前だったから箱とかいろいろ準備しちゃってて…。
そんときは、何で?って言うよりも準備してたのにってそっちに落ち込んじゃった。
「そういや和音。今日龍夜くんと一緒に帰ったんでしょ？」
「うん。何で？？」
「いや。最近上手く行ってないって言ってたから大丈夫かなって思っただけ。」
「そう聞いて‼龍夜一緒に帰ろっち誘わんかったら先帰るん！」
「あらら…。」
「んでね。那美ちゃんと仲良くしゃべってて…。それ見たらかなしくなってきて…。」
「和音…。」
「アタシ。どうしたらいいのかなぁ…。どうしたら…。」
『・・・・・。』
~♪~♪
「龍夜からだ…。」
「龍夜くん、なんて…?」
「えっ…。えっと…『今日元気なかったけど、何かあった?』っだって。」
「なーんだ。なんだかんだいって超ラブラブじゃん。」
「ホント。うらやましぃー。」
「そんなことないよ。この間、別れよって言われたもん。」
『えぇ―――！！』
「でも、いやだって言ったらそうか分かった。って結局分かれなかっただけだもん。」