天神学園大聖夜祭
「どれも捨てがたいのぅ…」

ジュルリと涎を垂らす藤原翁に。

「じゃあ端から端まで飲んでみる?尤も…」

妖艶に微笑むカレン。

「私の『うわばみ』ぶりについてこられるならの話だけど?」

「言うじゃないか、学生の分際で」

酒の話となっては藤原翁も退く訳にはいかない。

ズンと腰を据えて。

「さぁ、どれから行くかの?」

藤原翁はニヤリと笑う。

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