天神学園大聖夜祭
「流石生徒会長殿…僕の接近をこんなに早く察するとは…」

壇上の袖から、文野 穹がユラリと姿を現した。

「油断も隙もありませんね…読心術がなかったら、私でさえ貴方には何をされる事やら…」

「よく仰います…天神学園一の策士の貴女が…」

天神学園で唯一の『正体不明』、文野 穹と生徒会長、白神 月。

生徒達の知らぬ所で、両者は密かに火花を散らした。

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