天神学園大聖夜祭
ゼーハー息を荒げる遥に。

「まぁ皇帝、これでも飲んで落ち着いて…」

ラエクスがダージリンティーを淹れる。

「う、うむ、すまんな…」

有り難くティーカップを受け取る遥。

思えば小心者の遥をヒヤヒヤさせてばかりだが、それでもラエクスは細やかな気配りが出来る。

下手な人間よりも、よっぽど召し抱えたいくらいだ。

料理も気配りも護衛任務もソツなくこなしそうだ。

名執事と言えるかもしれない。

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