天神学園大聖夜祭
「兄上!」

突然、月姫は宜虎と芽々の前に姿を現した。

「おぉ?月姫、おめぇもこの宴に来てたのか」

少々驚く宜虎に。

「兄上!今!この場で!私と勝負して下さいませ!」

月姫は悲壮なまでの覚悟で言う。

「あぁん?」

「この場で私と斬り結び、私が勝てば芽々先輩からは手を退いて下さいませ…しかし私が負けた時には…」

月姫の瞳に邪な光が宿る。

「清らかな私の体を、兄上のお好きなように弄んで下さって…ンフーンフー」

「それじゃどっちに転んでも同じだろうが」

宜虎がズビシ!と突っ込んだ。

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