キミだけをずっと②



紗貴と一緒に廊下を歩いていると、貼り紙が沢山貼られている掲示板に目がいった



「物件でも探してるの?」


「あぁ、家から大学まで通学大変だから一人暮らしを始めようかなって思ってて」



紗貴は腕を組み、軽い口調で



「私も一人暮らし始めたんだけど、一人じゃ寂しくって…」



紗貴は私に近づいてきて、もう何て言うか


ワクワクした表情で私に言ったのだ



「よかったら私と住まない?ルームシェアって言うのかな?」


「いいの?私が来ても!」


「いいって!」




なんてツイてるんだ!


一緒に友達と家に住み、一緒に学校に通う


こんな夢が実現するなんて


思ってもみなかった







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