キミだけをずっと②



ザワザワと騒いでる人達に



「あーいや、これは…」



凌の方を振り向くと、何もなかったかのように


階段を降りて行ってしまった



「何でいつもこうなるの〜」



気分ががた落ち


また明日になると噂が広がるよ…



肩を降ろしながら廊下を歩く




「あの馬鹿…」



凌は一人で呟き、先を歩いて行った



私はその場を逃げるように凌を追い掛ける



凌は何もなかったかのようにいつもの冷たい雰囲気がしていた







< 100 / 259 >

この作品をシェア

pagetop