キミだけをずっと②
ザワザワと騒いでる人達に
「あーいや、これは…」
凌の方を振り向くと、何もなかったかのように
階段を降りて行ってしまった
「何でいつもこうなるの〜」
気分ががた落ち
また明日になると噂が広がるよ…
肩を降ろしながら廊下を歩く
「あの馬鹿…」
凌は一人で呟き、先を歩いて行った
私はその場を逃げるように凌を追い掛ける
凌は何もなかったかのようにいつもの冷たい雰囲気がしていた
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