キミだけをずっと②



放課後に凌と歩いて学校の近くのコーヒーショップへと向かった


窓側の席に座り、凌は注文をしにレジへ


大人しく窓の外を眺めていると


両手にプラスチックのコーヒーカップを持った凌が席へやってきた



「ブラックとミルク、どっち?」



私は二つのカップを眺めて、微笑みながら指を指す



「じゃあ、ミルクの方!」



手渡されたミルク入りのコーヒー、カフェオレって言うかな


両手で持ってずっとカップを見ていた



「もしかして、嫌だったか?」


「違う違う!」



私は差し込まれたストローに口を加える


凌は相変わらず、表情は変えずに私を見てる


目のやり場に困った私は、バックを探り出しテキストを出した







< 105 / 259 >

この作品をシェア

pagetop