キミだけをずっと②



すぐそばのテーブル席には女子四人組が座っていた


そこには璃沙がいた


璃沙は聞き覚えのある声がして後ろを振り向くと


窓側のテーブル席に私が座っていたのに気づく



”あれ、愛美じゃん!“



璃沙は心の中で思っていた


でも私の目の前に座っているのは彼氏ではない男と一緒にいることに気付き



”誰だあれ…“



璃沙は私達を見て小さく呟いた



「璃沙、どうかしたの?」



傍にいた友人から声をかけられて後ろを振り向くのをやめた



「あぁゴメンゴメン!」



友達とまた話し始めたがら璃沙は私の事が気になってしょうがなかった









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