キミだけをずっと②
大樹とはよく食堂で昼飯を食べていた
その時はいつもと変わらずに、爽やかな笑みを見せていた
俺にはないものを大樹は沢山持っている
でも人それぞれだってこと
誰にでも悩み事や隠し事だって一つや二つはある
大樹も人間だ
愛美と距離を置こうとしていたことなんて
俺には知ったこっちゃない…
でも大樹のことで涙を流していた愛美を見ていると
辛い気持ちになった
一つ大樹にガツンっと男らしい事言ってやらなくては…