キミだけをずっと②
「電話遅れて悪い…、隣は友達?」
大樹は私を見つけてホッとした表情で、隣にいた紗貴に目線を移した
「うん、紗貴って言う文学部の友達!」
紗貴の方に顔を向けると、輝いているようなキラキラした目で大樹を見つめていた
大樹もどうしたんだ?というような目で私を見ていた
すると紗貴は私を見て、
「愛美の彼氏ってこの人?」
「うん、そうだよ!」
「めっちゃ男前じゃん!」
紗貴は目の前にいる大樹の肩をドンと右手で押した