キミだけをずっと②



「先輩、橋口が嫌がってますけど」



通路側を振り向くと、こんな場所には絶対来ないと思っていた凌が目の前に



先輩の腕を掴んで上に上げる



「痛い痛いって、分かった!」



凌は先輩の腕を強く握ったのだろうか


先輩の表情は苦しそう…



凌は先輩の腕を外した



「先輩、飲み過ぎてますね」



凌は先輩に一声かけ、隣のテーブルの席に座った



隣に座っていた友人は、凌に釘付けになっていた



「佐野くん、カッコイイ…」



目がハート状態…


私は苦笑いを浮かべる









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