キミだけをずっと②



「そう言えば、愛美ちゃんが来るらしいぞ!」


「まぢかよ!俺絶対行く!」



数人の先輩が愛美の名前を出して盛り上がっていた



『あいつが歓迎会に…、何でまた…』



凌は悩んだ後、先輩の方を振り向き



「俺、行きます」



先輩達は「おぉ、分かった」と返事をしたらしい







綾乃先輩は私の肩に腕を組む



「もしかして佐野くんは愛美ちゃんの事が…」


「えっ…」



私は後ろを振り向き、凌の方を見た


私の視線に気付いた凌は、私と目が合う








< 136 / 259 >

この作品をシェア

pagetop