キミだけをずっと②



男子のグループで作業をしていた凌が、私のところへ来た



「…あのさ、この後暇?」


「うん、空いてるけど?」


「俺だけじゃわかんねーから、買い出し着いてきてくれないか?」



わざと悩む振りをして、返事を遅らせた



「何か奢ってやるから…」



凌が呟いた瞬間に振り向いた



「本当に?じゃあ着いていく!」



凌は呆れ顔で腰を手をやりながら



「分かった」



そう言ってクラスから出ていった








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