キミだけをずっと②
すると大樹は私達に向かって叫んでいた
「愛美達も座ってないで花火しようぜ!」
私は凌から視線を反らして、その場から立ち上がり
笑顔で大樹やクラスメイトがいるところへ向かった
紗貴から花火を貰い火を付けた
パチパチと花火が弾けた
花火を楽しんでいる姿を大樹は遠くから私を見て
家の前の階段に座っている凌にも視線を向けた
花火に火が着いたほんの何秒間だけでも
心が温かくなったような、何ていうか…
クラスメイトと楽しい時を過ごせた気がした