キミだけをずっと②
家に戻り、自分の部屋の窓から公園を眺めていた
何か考えている訳でもなく、ただぼーっと見ていた
ふとある言葉が頭から不意に出てくる
〜
『俺はお前を悲しませたりしない、傍にいたいんだ』
『俺がいるって事、忘れるなよ』
〜
凌は真面目な顔で言ったから、ちょっと所か焦った
あの言葉を聞いた時は、まさかと思った
正直言うと、凌の好きなタイプの女子なんて全く分からなかったし
しかも何で私なの?
凌なら美人で賢い人が好みって気がしたのに
まさか私だとは…
一度も恋愛対象に考えた事がなかった
でも大樹と別れてから、いつも私の隣には凌がいた
そしてアドバイスを貰ったり、怒られたりした
一番私の事を思ってくれてるのは、凌なのかな?