キミだけをずっと②
コンコン♪
突然私の部屋の扉を叩く音がした
ゆっくりと扉を開ける紗貴を見て微笑んだ
「どうしたの?」
「さっき凌くんと二人っきりで話してたでしょ?」
「うん」
「何話してたの?」
「えっ、いや別に大したことは…」
私を怪しそうな顔紗貴が見てくる
「目が泳いでる」
私は手で両目を押さえた
「凌に告白されたの」
両目を塞いでいた手を離して、紗貴を見た
「本当に!?」
紗貴は大きな声で柔らかな笑みで私を見た