キミだけをずっと②



コンコン♪


突然私の部屋の扉を叩く音がした


ゆっくりと扉を開ける紗貴を見て微笑んだ



「どうしたの?」


「さっき凌くんと二人っきりで話してたでしょ?」


「うん」


「何話してたの?」


「えっ、いや別に大したことは…」



私を怪しそうな顔紗貴が見てくる



「目が泳いでる」



私は手で両目を押さえた



「凌に告白されたの」



両目を塞いでいた手を離して、紗貴を見た



「本当に!?」



紗貴は大きな声で柔らかな笑みで私を見た











< 196 / 259 >

この作品をシェア

pagetop