キミだけをずっと②
「よかったじゃない!やっぱり愛美と凌くんはお似合いだと思ってたのよね〜」
紗貴が熱く語り始めた
「ってか両思いなんじゃないの?全然怖いことなんて一つもないじゃん!」
「私は凌の事…」」
「えっ凌くんの事、嫌いなの?」
「そうじゃないけど…」
私の曖昧な答えに膨れっ面な紗貴
「ならいいじゃん!−それより私、好きな人が出来たかも…!」
「え、誰なの?私の知ってる人?」
「身近な人かな!」
「…身近?ん〜、大樹?凌?それとも荒川くん?」
「荒川亮佑は論外よ」
「じゃあ誰なの?」
紗貴は余裕の笑みを浮かべながら…
「実は愛美のお兄ちゃん♪」
私のお兄ちゃんって事は…
悠真の事!?