キミだけをずっと②
その頃、凌はというと…
〜 凌 side 〜
机の前で大学のレポートをパソコンでまとめていた
♪ ♪
ふと机の上に置いていた携帯が鳴っていた
電話に出ようと携帯を手に取り、受信者の名前を見た
見覚えのある相手からだったが、何も無かったかの様にすぐに机の上に置いた
パソコンに両手を置いた瞬間に
♪ ♪
また携帯が鳴りはじめた
「誰だよ…」
携帯を手に取り、電話に出た
「もしもし…」
「もしもし、凌くん?凌くんの家に大樹が来てない?」
声の主は大樹の母親
こんな夜遅くに何の騒ぎだよ…