キミだけをずっと②
しばらく経つと、愛美がバス停から走ってきた
「大樹見つかった?」
「いや、まだ…」
愛美は大きく息を吐き、呼吸を整えていた
「どうしよう…」
愛美は不安げな顔を浮かべていた
「そんな顔すんなよ…、大樹も馬鹿じゃねーんだからすぐ見つかるよ」
愛美はふと俺の顔を見て不安げな表情だった顔が、少し緩んだ気がした
ブーブー♪
急に俺のズボンのポケットから携帯のマナーモードが鳴っていた
「大樹の母さんからかな…」
俺はポケットから携帯を取り出し、受信者を見ると…