キミだけをずっと②
俺は携帯を持って部室を出た
「もしもし…」
「あぁ大樹くんか、今大丈夫?」
「はい…」
「今、凌は一人暮らしをしてるのは知ってるよな?」
「話しでは聞いてますけど…」
「そこでだな、凌と暮らしてくれないかな?」
「えっ…」
俺は状況が掴めずにいた
凌の親父は何を言い出すか分からない
いきなり凌と一緒に暮らせと言われてもな…
まず第一に凌本人が嫌がるだろう
「凌には私から言っておくから、後は頼んだよ!」
プープープー
凌の親父から電話を切った
「何で俺が…」