キミだけをずっと②
私は二人の会話を不安そうに聞いて
「じゃあ私は家に帰るから」
私は二人に言い、玄関へ歩いて行くと
「待って!」
振り向くと、大樹が歩み寄ってきた
「これ、家で食べてよ」
大樹は私に紙袋を手渡した
「何これ…」
「家に帰って開けてよ」
「あっ、ううん…」
私は大樹に微笑んだ
大樹もいつもの爽やかな笑顔を向けられた
私と大樹の様子をリビングの壁に背を向けてた凌は
私達の会話を聞いて、顔を下に俯いた