キミだけをずっと②
Episode 11
翌日
授業中にチラチラと凌の方を見ていた
「何だよ!」
「いや、別に何も〜」
私は笑ってごまかした
あの学園祭以来、凌が気になっている自分がいた
傍にいないと寂しい感じがするのは何故?
ついつい凌に目を追ってしまう…
昼休みに食堂で
私がボーッとしているのに気付き
紗貴が私の顔の前で手を振っていた
「おーい!」
「あぁ、何?」
紗貴も最近の私の異常に気付いていた