キミだけをずっと②
「で、どうすんの?告白するの?」
「そんな事、出来ないよ!」
私は右手に持っていたコップに入っている水を飲んだ
「思いを伝えなくちゃ、何も始まらないよ?」
紗貴の言葉は何気に説得力がある
「私が凌に…」
そもそもどうして凌を好きになったんだろう
ルックスが良かったり、優しかったり、頭が良いだけじゃないの
何かに引かれたんだよ…
不思議でたまらない
そういえば、凌は私に告白してくれたんだよね?
つまり、私は凌に期待をさせているって事よね?
まだあの日の返事もしてない
私にはもう怖いものなんてない!