キミだけをずっと②
「ねぇ…あのさ?」
凌が私の肩に手を掛けた
「なぁ、今日の夜空いてるか?」
「今日の夜?多分空いてるけど…」
私が話しをしようとしたが、凌の耳に届いていなかった
「ねぇ、凌」
凌は私を見て、耳を傾ける
「凌に言いたい事があって…」
「待て、まだ言うな!何も言うな!」
突然凌が私の口に手を塞いだ
「う゛〜」
私は凌の手の平を叩いた
凌は手を離した
「今日、俺のバイト先に来て!」
「…っえ?」
私は今の状況が分からないでいた