キミだけをずっと②
放課後になり、紗貴と一緒に教室を出て廊下を歩いていた
「今日は何か用事があるの?」
「うん、凌のバイト先に行こうと思って♪」
紗貴は嬉しそうに微笑んでいた
「ついにこの日が来たかぁ〜。恋が実ればいいね♪」
私は紗貴と目を合わせ微笑みあった
学校の校門を出た途端
校門に寄り掛かっていた大樹の姿があった
「大樹じゃん!どうしたの、そこで…」
大樹は寄り掛かっていた壁から離れて
私に向かって来る
「本当にあいつでいいのか?」
「急にどうしたの?ってかあいつって誰?」
大樹が何故か訳の分からない事を言い出した
「凌に告白するのかって聞いてんだよ!」
目を丸くして、状況をつかめない自分