キミだけをずっと②
「どうしてそう思うの?誰を好きになってもいいじゃない!」
大樹は思わず口をつむる
私は怒り浸透で紗貴の腕を組んで、大樹に背を向けた
すると大樹は私の前に走り込み、肩に手を置いた
「あいつはやめとけって言っただろ!」
「その言葉、凌も言ってたけど」
「お前は凌の何を知ってるんだよ!
あいつの事で傷ついて欲しくないんだよ」
私は大樹の言葉に胸が突き刺さった
そうだよ
私は大樹の事は幼なじみだし、何でも知ってる
でも近い存在だからこそ…
私は凌の何を知ってるんだろう
好きな人の誕生日とか好きな食べ物だったり
知ってて当然なのに…
不安な気持ちでいっぱいになった