キミだけをずっと②
大会の帰りで歩道を愛美と歩いていた
「凌はさすがだね!優勝だなんて・・・」
「そんなことないよ」
愛美はニコニコと俺を見ていった
その目は、赤く充血しているように見えた
「お前、目疲れてないか?」
俺は思わず愛美の目を覗き込んだ
愛美はジッと俺を見ていた
「あっぶね〜、持っていかれそうになったわ」
愛美の瞳をじっと見ていると、思わず引き込まれそうになった
その流れで愛美の顔に近づき、キスをする寸前の時だった・・・
目の前で喧嘩をする男女の声が聞こえきた