キミだけをずっと②




路上に一人残され、下を向きならが歩いて家に帰ろうとしていた



すると、通り過ぎて行った一台の車が勢いよくUターンして


思わずびっくりして立ち止まってしまった



Uターンしてきた車が私のそばに停まった



「もしかしたら・・・」


私はすぐさまその車から離れた


最近多い、車に連れ込まれて乗り回されるという話があって・・・


私は危険を感じて走り去ろうとした



「愛美、どうしたんだよ!」



車の窓がから大樹の声がした


私は思わず目から涙が出てしまった



「大樹・・・」



それを察した大樹は心配そうに声をかけてくれた



「いいから乗れよ」



私は大樹の車の助手席に乗り込んだ


大樹はポケットから青いハンカチを取り出して



「ちょっとしわくちゃだけど使って!」


私はハンカチを受けとり、涙を拭いた









< 247 / 259 >

この作品をシェア

pagetop