キミだけをずっと②
路上に一人残され、下を向きならが歩いて家に帰ろうとしていた
すると、通り過ぎて行った一台の車が勢いよくUターンして
思わずびっくりして立ち止まってしまった
Uターンしてきた車が私のそばに停まった
「もしかしたら・・・」
私はすぐさまその車から離れた
最近多い、車に連れ込まれて乗り回されるという話があって・・・
私は危険を感じて走り去ろうとした
「愛美、どうしたんだよ!」
車の窓がから大樹の声がした
私は思わず目から涙が出てしまった
「大樹・・・」
それを察した大樹は心配そうに声をかけてくれた
「いいから乗れよ」
私は大樹の車の助手席に乗り込んだ
大樹はポケットから青いハンカチを取り出して
「ちょっとしわくちゃだけど使って!」
私はハンカチを受けとり、涙を拭いた