キミだけをずっと②
私は用があって大樹と凌の家に行った
家には大樹しかおらず、少し気を落としていた
「凌なら今日、バイトだったはずだけど」
「そうなんだ・・・」
私の家にはプリンターが無くて、大樹の家にはプリンターがあるからたまに学校のレポートをコピーをしに行ったりしている
大樹がプリンターの電源を入れているときに、私はふらふらと家の中を歩いて回っていた
「凌の部屋ってここ?」
「そうだけど、勝手に入ったら怒られるぞ!」
私は大樹の忠告を聞きつつも凌の部屋の扉を開けた
中へ入った私は、目の前にあった勉強机に向かった
部屋のほとんどが本ばっかりで、いかにもがり勉っぽい
「あぁ、凌の部屋凄いだろ!趣味は読書だからなぁ」
大樹とは正反対だ
大樹はばりばりの体育会系、でも凌はというとスポーツはするけどどちらかというと文科系?
もう一目瞭然だもん・・・