キミだけをずっと②
「じゃあな!」
「あぁ」
西高前のバス停で荒川と別れて、歩いて家に帰るところだった
プルルルル…プルプル…
ポケットに入れていた携帯から着信音がしていた
携帯を手に取り、携帯を耳に近付けた…
「もしもし、…凌!久しぶりだな」
俺が電話を出た相手は同い年の従兄弟だった
「今こっちに戻ってきてるのか?」
俺の従兄弟は海外に留学していて、今は日本に帰ってきたみたいだ
「え、俺の家に来るのか?」
まさかの展開だった…
携帯には愛美からの非通知が来ていたことに
全く気づかないでいた