キミだけをずっと②



突然大樹の従兄弟、凌が現れてビックリしているのもつかの間


講義の時間になり、学食を後にした



「じゃあまたな!」



大樹は私達に声をかけ、他の友達と去っていった



凌と紗貴の三人になり、一緒に教室へ行く流れになった


すると紗貴が私に小声で耳元で話し出した



「トイレ行ってくるから、先に行ってて!」



ニコッと笑いながら後ろへ走っていった



「ちょっと…」



凌も紗貴が走ってどこかへ行ったのを見て、目線を私に移した


大樹と変わらない178㎝ぐらいの身長から見下ろされて、目線のやり場がない



気まずい雰囲気の中、再び歩きだした



「なぁ」


「うん?」



いきなり凌が私に声をかけてきた


私は振り向いて凌を見た










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