キミだけをずっと②



そんな状況の中、騒いでいる私達に気付いた大樹が走ってきた



「どうしたの?」


「昔の事で揉めてるの」



大樹に状況を訴えると、手を叩いて二人の間に入って止めにかかった



「はいはい、喧嘩は止めろって。荒川行くぞ!」



大樹は荒川くんの背中を押して練習へと戻って行った



一息着いた私達は一旦体育館を後にした



「何があったかは知らないけど、過去の事なんだし許してあげてよ!ね?」


「分かってる。分かってるんだけど、あいつの顔を見るだけでイライラするのよね〜」




ダメだこりゃ


時が解決とか言うけど


このパターンは無効だろう






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