キミだけをずっと②



翌日、バドミントン部へ初めて行った


私と同じく今日が初めての1年生は5人ほど


道具も何も持っていなく、Tシャツと体操ズボンを着ていた



「1年生ですか?私は根本彩乃で部長をしてます。よろしく」



部長は一人一人を見て、道具が揃っていないのに気付く



「ラケットとかは部員に借りて、次に参加する時は用意しててね」



運動する準備をしていると、ふっとコートに目を向けると


ラケットで羽を打ち返している生徒に目がいった



「凌…」



そこには凌がいた


スマッシュを打つ姿なんか、さまになってて上手い…



休憩に来た凌が私に気付いた



「あれ、愛美」



私は何て言葉をかければいいのか


分からなくなってしまった








< 49 / 259 >

この作品をシェア

pagetop