キミだけをずっと②
「バドミントン、初めてか?」
凌から私に話しかけてくれるなんて珍しい…
「うん、初めて」
「じゃあラケットとか持ってないよな」
私の顔を伺いながら自分のバックから予備のラケットを取り出した
「これ、貸すから」
ラケットを受けとった私は凌に微笑んだ
「ありがとう!」
凌は少し微笑んで歩いてコートへ戻って行った
いいやつじゃん!
クールな凌の意外な一面が見れた気がした
貸してもらったラケットを両手でギュッと持った