キミだけをずっと②
家の前に着くと、車を降りようと紗貴は扉を開けて先に降りた
後に続けて私も扉を開けて出ようとした瞬間に大樹の方に振り向いた
「大樹、今からバイトなんだけど送ってくれる?」
「わかった、乗って」
紗貴に手を降り、扉を閉めて車が走りだした
「確か、近くの松崎書店だろ?」
「うん」
ハンドルを持って運転をしながら大樹は助手席に座っている私を一瞬向いて
「了解です」
大樹の笑っている横顔を見て、何だか幸せな気分がした
駐車場に着くと、バックを持ってベルトを外した