キミだけをずっと②
「凌ってさ、どこでバイトしてるの?」
「中華料理店だよ」
中華料理店、何故また…
大樹に連れて来られ、西南通りの傍にある中華料理店の前に着いた
手を繋いだまま、大樹がお店の扉を開いた
カランカラン♪
『いらっしゃいませ』
店内へ入ると赤いTシャツに腰には黒いエプロンを付けた凌がいた
「まぢかよ…」
凌に満面な笑みを見せ、テーブル席に座った
凌はというと、少しご機嫌斜め
まさか本当にバイトしてるなんて…
なんか、面白い
凌は注文書を手に私達がいるテーブル席へやって来た