キミだけをずっと②



夜の帰り道


肩を並べて歩いていると


ふと大樹が口を開く



「最近、凌と仲が良さそうだな」


「仲がいいって訳じゃないよ!」



突然の言葉に思わず動揺してしまう


大樹は私と目を合わせずに話しを進める



「よく見かけるからさ、凌と二人でいるところ…」



えっ…


私は凌を恋愛対象として見ているつもりは


全くないんだけど…



変な誤解がおかしな方向へと行ってしまう


私の隣を先にスッと歩いていく大樹…









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