幸せ探し
翌日
今日こそ話してみよう
なんだか、いつもより重たい体を
ゆっくりと起こし時計を見ると
もう8時30分だった
いつもは8時に家を出ている
「やばい!!寝坊!」
朝ごはんを食べる暇もなく
急いで支度をして
家を出た
教室を覗くともう
先生がいた
やばい。最近は遅刻してなかったのに
ゆっくりとドアを開け
腰を低くして教室に入った
「あ、やっと来た」
隼人は笑っていた
「寝坊?」
京輔まで気づいてしまった・・
「バレてないよね?」
小声でそうつぶやくと
黒板の方を見ていた
先生が「はい、気づいてるからなー
あとで職員室な!伊藤」と
いきなり振り替えて指差してきた
「はい・・」