幸せ探し





次の日からは普通に過ごした


あの日のことには
あまり触れないで

「大丈夫だった?」くらいで
終わらせた





愛理も元気になってきて
いつも通りに戻った



ただ、変わったことは
修学旅行のことで・・・・





「修学旅行楽しみだねー」


愛理は毎日のように
俺たちに笑顔で言う



こんなに明るい愛理は
珍しい


だけど、毎日毎日
言っている



あの日はあれだけ
嫌がったのに




俺は愛理が
分からなくなっていた










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