幸せ探し
昼休み
愛理は購買へ
パンを買ってくる間
俺たちは小さな会議を開いた
「なぜだ。
なぜ、愛理ちゃんは
あんなにウキウキしている?」
みんなで小さな円になり
京輔が深刻そうに聞いた
「京輔、うざい。離れて」
杏里は近すぎる京輔の
顔を押し離した
「私が思うに・・
愛理の地元は私たちが行く
長崎に遠いんじゃない?」
「あーそっか
九州は九州でも
県が違ったらな」
「もしくは、隼人くんが
言ったあの日のことは
ただの勘違いとか?」
花音はそういうけど
それはないと
俺は思う・・・