二つの世界、分かつ門
いつだったか。
クラントが言っていた。
『ファルマーニはアベンテューラ大陸で一番の大国なんだ。
首都のクオザは、常に人々で賑わってて情報に溢れてる』
異国の文化も流行し、街並みも綺麗らしい。
・・・ファルマーニに行けば、悪鬼に関する情報が何か得られるかもしれない。
もし得られなくても、ここにはいられない。
じっとしているよりは、と、アゼルダは覚悟を決める。
ファルマーニへ行こう
アゼルダは、きゅっと唇を噛む。
『・・・いつか、二人で行ってみたいね』
彼は照れくさそうにそう言ったけれど。
皮肉にも一人で行くことになってしまった。
待っていて、クラント
必ず貴方を探し出すからーーー・・・!
アゼルダは固い決意を瞳に宿し、真っ直ぐ前方を見据えた。
クラントが言っていた。
『ファルマーニはアベンテューラ大陸で一番の大国なんだ。
首都のクオザは、常に人々で賑わってて情報に溢れてる』
異国の文化も流行し、街並みも綺麗らしい。
・・・ファルマーニに行けば、悪鬼に関する情報が何か得られるかもしれない。
もし得られなくても、ここにはいられない。
じっとしているよりは、と、アゼルダは覚悟を決める。
ファルマーニへ行こう
アゼルダは、きゅっと唇を噛む。
『・・・いつか、二人で行ってみたいね』
彼は照れくさそうにそう言ったけれど。
皮肉にも一人で行くことになってしまった。
待っていて、クラント
必ず貴方を探し出すからーーー・・・!
アゼルダは固い決意を瞳に宿し、真っ直ぐ前方を見据えた。