~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】




やっばい。


どくどくどく。




ありえないくらい心臓が鳴る。



痛いし…





「唯、着てみました…よ?」



後ろにいるのは気配で分かる。


声も近いし。




…でも緊張して振り向けない。






「……唯?」

「ん………」









おそるおそる。


後ろにいる妃を目に、入れてみる――






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