~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】




誰にも見せたくない。てか、見えなかったらいいのに。





「鏡に、写りますかね?」

「…わかんねえな。」





写らなかったらいいのに。










あれ、俺ってこんな独占欲あったっけ。




……でも、ほんと誰にも見せたくない。








なのに、妃のウキウキしてる顔を見たら祭に連れていってやりたいと思う。





「……はあ。」







小さいため息は、妃には聞こえてないだろう。





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