~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】



「写ってます!ね、そうでしょう?」





ホントだ。


小さい鏡に確かに妃の姿が写ってる。





「私、久しぶりに自分を見ました〜」



てことは、今までは鏡に写ったりしてなかったってことか。







「夏祭り、行けますかね?」

「…そうだな。」

「うわぁ…楽しみです!」






妃が笑うなら、もうなんでもいいや。


見られたくないとか、どうでもいい。




俺は、妃の笑顔が見たい。




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