~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】



あー、あった!

という気の抜けた声がして店長が出て来る。




「ほら、これやるよ。」

「なんすか、これ。」



丸い、布の……?




「巾着だ!浴専用衣のバッグみたいなもんだぞ。」




ふうん。


なんか、可愛いな。




薄いピンクの、紺色の花柄の巾着。





「あの浴衣にはこれが合うだろ〜。」





あ、確かに。

てか、妃に似合う。





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