~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】




すっかり暗くなって、祭に来ている人はどんどん多くなった。






……ふう。少し、疲れた。


最近ずっとのんびりした生活だったし。




にしても、人が増えた中で大荷物の俺達は目立ちまくる。



それも疲れる原因の一つだ。





妃は、疲れねえのか?






「妃、疲れてねえ?」

「はい。私は平気です。でも、唯は疲れてますね?」




顔を見た瞬間に分かるらしい。


すごい奴だ、妃は。





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