~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】




“じいちゃんが死んだら―――”



そう言っていたことを、夢に見てやっと思い出す。






俺は、閉じていた目を開け、ひとつ、心に決めた。












パタパタ音を立てながらリビングに出る。




「母さん、」

「あ。あんた、起きたの?」




ロールケーキを食べていた母さん。



「あんたも食べるでしょ?」



そう言って俺の分も出してくれた。




ちょうど、3時30分。





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