~夏の思い出~ 君に、初恋。【完結】



希湖さんも来ていましたが、私は会いたくはありませんでした。



…希湖さんは、泣いていましたし。






でも、希湖さんが私を見つけてしまったんです。








「妃!」



声を掛けられたからには、振り返らざるを得なかったので、少しだけ話をしました。





「希湖さん、ごめんなさい。」

「妃…、」

「私が、悪いんですよ。」





私には、それしか言うことがありませんでした。






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